過食症を治すのに効果があった10の方法 【本気で治したい人向け】

2018-04-06

※この記事は丹精込めて書いたためボリュームがあります<(_ _)> 要点だけ知りたい方は、下記の目次[Contents]をご覧ください。

摂食障害(過食・拒食)は治る病気です

私はこのサイトで、しつこいカンジダ膣炎を治した方法をご紹介しています。カンジダを除菌する際、体全体の健康についても考えさせられ、その中で、私が摂食障害を治した経験も振り返りました。

摂食障害を治すまでの道のりは何年もかかり、とても一言でまとめることはできないのですが、敢えて言うとしたら「摂食障害は治る病気です」とお伝えしたいです。実際私は治しました。症状は軽い方ではなかったと思います。成長期である中学時代から摂食障害になり、徐々に治っていった時期も含め10年以上過食や拒食が続いていたのです。

それでも絶対に治そうと決め、摂食障害に関する本や心身の健康に関する本を沢山読んで学びました。心療内科に通院し、お薬を試したこともあります。そして、摂食障害の仲間とSNSで交流したり情報交換したりもしました。良くなったり、ぶり返したり、時には過食に救われたりと色々経験してきました。

現在私は摂食障害がすっかり治り、体型も標準です。大きな病気もなく、結婚して幸せに暮らしています。摂食障害が治るまでの期間は個人差があると思いますが、すっかり治して人生を謳歌している筆者から、治すコツをどんどん吸収してくださいね。

 

摂食障害を治すのに効果があった10の方法

摂食障害を治していく過程は、さまざまな要素が絡み合っていて、どれが決定打になったかは一見分かりづらいです。しかし、振り返ってみて「これをやってみて良かった!治していく助けになった」と思うことがありますのでご紹介します。

 

【1】豚肉のおかずを食べた

これは糖質や脂質が多くたんぱく質やビタミン・ミネラルの少ない食べ物、(例えばラーメン、パスタ、カップ麺、食パン、菓子パン、ポテトチップス、スナック菓子、チョコレート、ケーキ、クッキー、ドーナツ、ジュースなど)を多く食べているときに特に有効です。

豚肉には良質なたんぱく質、そしてエネルギーの代謝を助けるビタミンB1が豊富に含まれます。コツは、できれば冷凍食品ではなく、作りたてであること、そしてたまねぎ、ネギ、ニラなどユリ科の野菜と一緒に摂ることです。硫化アリルがビタミンB1の吸収を助けます。

目安は20代女性のデスクワークで1日80g程度、立ち仕事で100g程度が目安です。外食で豚丼を注文する場合、ご飯は少なめにして、キムチ、サラダ、豚汁などサイドメニューをしっかり組み合わせるとよいでしょう。

 

【2】過食をする間も有益なことをしてみた

ファストフード店でがっつり食べながらも、勉強をする。家でお菓子を食べながらも、勉強する。過食モードに入っても、教科書やテキストを読みながら!本当に酷い時期はできませんでしたが、慣れたら「過食したくなった。何か勉強してないと勿体ない!」とわざわざ勉強支度するという状態に。漫画や動画よりも、頭を使う活字がよいです。

次第に「一気に食べてしまうと、テキストがあまり進まないから、ゆっくり食べよう」と思うようになればしめたものです。ポイントは、「病的な過食で絶望的」→「おやつ大好きっ子」程度まで過食の猛威を鎮めるのを意識することです。ちなみに、私はこれでいくつか資格を取りました(^^;)

 

【3】体を温める、大きな筋肉を使う、巡りを良くする

 これは冷え性の女性にお勧めです。基本的に温かいものや、体を温める食材を選びます。例えば加熱するもの、レンジで温めるもの。そしてたんぱく質は体を温めます。ショウガ入りの物やピリ辛の物も良いですが、粘膜を痛める可能性があるので摂りすぎないようにしましょう。

冷たい飲み物は飲まず、ショウガ紅茶などが中心です(管理人おすすめはGass ジンジャールイボスティー)。運動不足の人や代謝が悪い人は、たとえホット緑茶の飲みすぎないように気を付けましょう。夏季や運動する際は、冷やさず常温の飲み物を活用します。

身体を冷やさないようにして、冬はインナーの上からホッカイロをお腹・背中・腰などに貼ります。軽い運動を行う、しっかり浴槽に浸かるなどして、軽く汗をかくことも大事です。

運動不足の人は、肩甲骨を意識しゆっくり肩を回したり、下半身の筋肉を使うようにします。血行や水分などの巡りが良くなり、代謝を促し、心身の調子が整うのを助けます。

 

【4】段階的にジャンク度を下げていった

お菓子やジャンクフードを食べるのが止められないとき、血糖値がジェットコースターのように上下したり、味覚が麻痺していることがあります。少しずつジャンク度を下げて、段階的に手料理に近付けていきます。菓子類はヘルシーおやつに近付けます。

【例】・ミルクチョコ、苺チョコなど複数枚→ダーク・ビターチョコ→高カカオチョコ少量

・コンビニのホットスナック(揚げ物)→スーパーの手作り惣菜→ハーブ入りウインナーなどを自分で焼く

・マックのセット→手作りバーガーのお店→自分で肉を焼いてパンと食べる

・ポテトチップスコンソメ味→ジャーマンポテト→じゃがいもとベーコンのスープを粗挽きコショウで

だんだんジャンク度が減っていくのが分かると思います。次第に、中毒性が緩和し、「右側の手料理のほうが食事として落ち着く。左側のは時々で良いな~」となるように戻していきましょう。化学調味料の安っぽく濃い味付けより、本物の味や香りを思い出すのです。

 

【5】食べる順番に気を付けた

近年では大分浸透していますが、食事の際、食べる順番に気を付けることで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。血糖値の上昇を緩やかになると、次回の過食衝動が弱まってくれる可能性があります。次の順番で食べましょう。

野菜、海藻類、きのこ類

肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質

炭水化物(ごはん、パン、麺類など)

※「拒食で体重を増やす必要がある」「筋肉をつけたい」などの目的がある人は、②→①→③の順番で食べます。

どうしても過食をしてしまう時期は、最初にサラダを食べておき、トクホのドリンク(脂肪と糖両方に効くタイプ)を飲みながら食べるという応急処置もあります。この手のトクホ飲料は難消化性デキストリン(つまりは食物繊維のこと)が含まれています。「これさえ飲んでいたら大丈夫」ではなく、「甘いドリンクよりはまだ良い」くらいの気持ちで利用したほうがよいでしょう。

【6】過食の時間を設け、食べることを楽しんだ

「夜22時から0時までは過食していい時間帯にするから、朝昼夕は栄養のある糖質制限食を中心に食べよう」などと自分で「過食していい」時間帯を設けてみます。「過食は絶対にしてはいけない。できればずっと!」と禁じるより、「この時間は過食していいんだ!」と決めておく方が、案外過食へのストレスが減ります。

そのうち「過食タイムだけど今日はしなくていいや。明日食べよう。」とちょっと楽しみ(!?)にしておくと、「過食」の猛威が弱まり「息抜きおやつタイム」に近付けることも可能になってきます。すぐにはできなくても、覚えておくと便利です。

 

【7】割高でも好きな野菜を食べた

アスパラガス、グリーンピース、スナップエンドウ。コリコリした豆もやし、生食できるサラダほうれん草。国産ニンニクや、香りづけのハーブたち。興味のない人たちから見ると、「わざわざ買う?」というような野菜たち。

世間では人気ないけど密かに好きな野菜、昔好きだった野菜、テンションの上がる野菜、オシャレで使ってみたいハーブやスパイスはありませんか?過食しやすいお菓子やジャンクフードのほうが安いことが多いので、買う機会が減っているかもしれません。

しかし、安くて体に悪いものを沢山買うより、少し割高だけど「好き!美味しい!興味がある。最近妙に食べたい。」という野菜やハーブ・スパイスのパワーに触れてみて下さい。

その栄養や効能を調べたとき、実は自分が今必要としている栄養素や効果効能を持っていることも多いのです。体の声を聞き取ってみて下さいね。たんぱく質も組み合わせると申し分ないです。

※体の声を聞くというと、怪しい感じがしますが、ここでは「暑い時にはスイカやキュウリなどさっぱりしたものが食べたくなる」「こってりしたとんかつにはキャベツが欲しい」「そういえばネギや薬味をたっぷりかけるのが好きだな」というような自然な欲求の中にある「野菜たち」に注目するという感じです。

 

【8】SNSなどで仲間と交流した(自分より少し先を行く仲間との交流)

SNSは一長一短ではありますが、寂しさや孤独、家族との不仲やトラウマなどが過食の要因の一つとなっていれば、同じような悩みを持つ仲間たちとの交流が治療に役立つこともあります。煩わしくなってきたら卒業してもいいのです。

私は、自分よりも少し年上で、自分より幸せそうである摂食障害の女性たちと主に交流しました。彼女たちは意外にも(というと失礼ですが)有能で気が強いところもありました。有能かは別として、感受性豊かで女性らしいタイプも魅力的でした。社会やネットで表現の場を見つけて、しなやかな強さが溢れているのかもしれません。そして彼女たちは恋人もでき、次第に結婚してゆきました。

私は嫉妬したり「自分は彼女たちよりレベルが低い」など自虐的になったりもしましたが、摂食障害を乗り越え幸せになってゆく先輩たちを見れてよかったと思います。数年後の自分はこんな感じになっていたいと思えるような仲間との交流は学べることも多いです。

 

【9】自分なりの“過食休み”メニューを作った

私の場合、野菜たっぷりのミネストローネや、トマトとチーズのレンジ料理など、自分なりの「過食お休みメニュー」を編み出しました。ビタミン・ミネラルを多く含み、心身のデトックスに用います。過食を一休みする際に用います(できるかどうか別としても)。レシピは後々別の記事でUPしようと思います。

 

【10】過食は私をストレスから守ってくれている側面もあったと気付いた

過食真っ最中の時期は、自分の意思とは関係なく中毒や依存症のように食べてしまうということが現状かもしれません。実際、血糖値の激しい上下から起こる砂糖中毒とも言われますし、脳が依存症状態になっているとも言われます。

しかし、「治す」という明確な意思を持って行動し続け、2番や6番のように徐々に自分で選択して食べるようになると、少し余裕が出てきます。その場合、必ずしも過食や摂食障害の全てが悪ではなかったと分かります。

私はあるとき、仕事などで強いストレスがあった際に「もう今日は過食するぞ!」と意識的に過食をストレス発散法として使っている自分に気付きました。ヤケ食いという言葉があるように、人は昔から自暴自棄になって食べ過ぎることはあったのでしょう。

親子関係、男女関係、仕事等で強いストレスにさらされ続けたとき、食べることで脳(心)を満たそうとします。元々ストレス耐性が低い人が自分を守る方法だったということもあるでしょう。ストレスへの弱さは甘えとは限りません。本人の生まれ持っての資質、脳の個性という側面もあります。

自分でどういったストレスに弱いのか気付いてあげて、上手に付き合っていくことが必要です。逆に、拒食症になるほどダイエットをした、食事制限をした、ストレスが限界になるほど無理をしたなど、真面目で頑張り屋の資質も持っていそうです。

「もう、過食になる必要はないよ。今までありがとう。多少食べ物依存の名残があると思うけど、うまく付き合いながら楽しく食べるね。」と自分の脳や胃腸、体のあちこちをねぎらってあげましょう。

とっても長くなってしまいました。読んでくださってありがとうございます。あなたやあなたの周りの人の摂食障害が治りますよう祈っています!

コメント

  1. ことら says:

    素晴らしいアドバイスをありがとうございます。
    私は摂食障害暦20年で,今は子育てもしているため,いい加減完治させたいと思っています。
    これまでかかった病院はどこも合わず,10年以上通院はしていません。
    現在の生活は幸せですが過食嘔吐することへの快感を求めてしまいます。
    4,6,10の項目が大変参考になりました。
    子供たちのためにも自分の本当の幸せのためにも,焦らず,でも確実に治していきたいです。

    1. ness says:

      ことらさん、コメントありがとうございます。
      読んでいて、どことなく知的な印象を受けました。
      ことらさんは、ご自身のことをきちんと分かっておられ、これから目指す方向も素敵な方向だろうなと何となく感じました。

      快感を求めてしまっていても、回数を減らしていくことや、いずれ完治することは可能だと私も思います。
      そして今後、過食嘔吐が治っても、人生の中でストレス解消に「一時的に沢山食べる」「前後の食事や運動で調整する」というのはたまにはアリだと思います。
      健康な人でも「食べすぎた」ということはありますし。

      過食嘔吐は、体の中で色々な反応が起こっていると予測されます(脳内の変化、電解質の問題など)。やはり「快」よりもデメリットのほうが大きいですね。

      完治したら過食嘔吐による心身の負担も軽減し、新たな自分、そして新たな喜びやストレス発散法に出会えるかもしれません。

      何だか上手く書けずにすみません^^; ことらさんの摂食障害が無理なく完治することを願っています。

  2. ことら says:

    ご返信,とても嬉しかったです。

    私の摂食障害の大きな原因は,全てに完璧で世間体を大事にする母への反抗心だったと思います。
    母のせいでこんなことになったと恨んだこともありますが,今はそういう感情も消えました。
    今の私は,表面上は普通の会社員であり,妻であり,母であり,なんとか生活に影響がない程度までに症状は落ち着いています。
    あと一歩だと信じています。

    そうですよね,健康な人だって沢山食べちゃうことくらいあるんだから
    それを大げさに「また過食嘔吐してしまった」と悲観する必要はないんですよね。

    2人の子供(特に下の子は女の子なので)を育てるにあたって
    私が摂食障害なのは間違いなくいずれ良くない影響を与えるでしょうし
    仰るとおり,健康面へのデメリットは想像以上に起こってくると感じています。

    心も体も,本当の健康になるために
    こちらのページに時々お邪魔しながら完治を目指して行こうと思います。

    どうぞよろしくおねがいいたします☆

    1. ness says:

      ことらさん、ご返信ありがとうございます。

      お母様に対する感情の動き、共感しました。
      私も長いこと摂食障害は親が原因だと思い、恨みを持ってきました。

      しかし現在、親への恨みはもうほとんどなく、いつの間にか親も○○歳なのかとしみじみ思います。

      ことらさんも、お母様への恨みの感情はすでに消えており、なんとか生活に影響のない程度にまで症状が落ち着いているとのこと。
      長い道を振り返ると、かなりよい方向へ歩んでこられたのだと思います。娘さんへの影響についても考えていらっしゃいますし。

      「反抗心」「ストレスの中、生きていく手段」など、過食嘔吐には今まで色々な意味合いがあったのかもしれませんね・・・。

      私個人の感想としては「もう十分に乗り越えてこられたから、あとは残った習慣が沈静化していくだけかも?」と感じました。

      医師ではないのであくまで「イメージ」で申し訳ないです。(もし不調時は、心療内科が合わなかったら内科的な健康診断だけでも定期的に受けておくと安心ですね。)

      時折、ことらさんの過食嘔吐のスイッチが入ったとしても、次第に過食の威力や頻度が減っていき、長期的にはすっきり完治すると信じています(^^)

      過食嘔吐がありながら、お仕事・育児をされているのは純粋にすごいと思います。
      長文になりすみません。どうぞご自愛ください。

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