口腔カンジダ症についての情報を更新しました。(うがい、治療薬、再発防止策など)

2019-03-16更新
2018-05-21投稿

口腔カンジダ症の情報を更新!

口腔カンジダ症について、私が参考にさせていただいている歯医者さんのブログがあるのですが、2018-05-16に加筆修正があったので、その辺りを勉強してみたいと思います。

口腔カンジダ症には3段階あります。
酵母型から真菌が根を生やすものまで・・・
下記記載の次亜塩素酸水は酵母型には効果あります・・・
根を生やしたものだとなかなか大変です。
場合によっては抗真菌剤を使う事もあります。
(出典:あおい歯科のブログ「口腔カンジダ症はうがいでなおしてみる?」)

口腔カンジダ症には3段階あるとのこと。調べてみたところ、以下のようなことが分かりました。

 

口腔カンジダ症における、カンジダの増殖形態

・保菌状態・・・【酵母型】

口腔粘膜の表面に付着しているだけの状態。うがいや唾液の自浄作用で簡単にはがれます。

~付着が持続する~

唾液タンパクや血液タンパクを介することで、酵母が粘膜により強く付着します。

~更にそれが持続~

・増殖状態・・・【仮性菌糸型】

カンジダの仮性菌糸が粘膜に入り込み、粘膜と強固に付着。この状態では抗真菌薬を使用しないとカンジダは除去できないと言われています。

 

■口腔カンジダ症の原因菌

口腔カンジダ症の原因菌は、カンジダ・アルビカンスが半数以上、次にカンジダ・グラブラータで1割強です。しかし、アルビカンスとグラブラータの混合も2割強あるようです。

カンジダ・グラブラータの場合は、増殖期であっても酵母タイプを持続します。ということは、原因菌がカンジダ・グラブラータの場合、増殖期においても菌糸が根を生やしていないので抗真菌薬を使わずに治せる可能性もあるのでしょうか?その辺り知りたいですね(>_<)

しかし、カンジダ・グラブラータといえば、難治性の膣カンジダ症を引き起こす原因菌。口腔カンジダ症が悪化しないうちに、きちんと治療したいものです。

(参照:口腔カンジダ症におけるCandidaalbicansとCandidaglabrataの混合感染の臨床的検討)

 

軽度ではうがいで治る?治らない?

口腔カンジダ症は、やはり重症度によって治療方針が異なるようです。軽症の場合、専用のうがい薬や義歯の洗浄を徹底することで症状が軽快することもあるようです(参照:阪口英夫「高齢者における口腔カンジダ症の治療と予防」)

日常で、 「お口の中が何だかぴりぴりする。ちょっと白っぽいかも?」程度なら、適切な口腔ケア義歯の徹底洗浄で数日様子をみることもありかと思います。

しかし明らかな病変があったり、日常生活に支障が出たりといった場合は、口腔外科を受診してみることが必要でしょう。

また、原因と思われるものの排除も大切です。先程述べた口腔ケアと義歯の洗浄はもちろんのこと、以下のことも外的な要因になり得ます。
  • ステロイドを長期使用している場合
  • 花粉症治療薬、アレルギー治療薬、精神科のお薬等での口腔の乾燥
  • 危険と思われる性交渉

ステロイドやアレルギーのお薬など、自己判断で止めるわけにいかないので、やはり受診が必要な疾患なのでしょうね(>_<)

受診することに抵抗があるかたもいらっしゃると思いますが、「口腔カンジダ症」についてホームページ等で言及しているクリニックや、高齢者が多く通う口腔外科などは口腔カンジダ症に関する知識や経験が高いと予測されますので比較的スムーズかと思います。

先生によってスムーズさが違うことがあります。

私は、歯科ですでに「口腔カンジダ症」と言われている状態で、その後別の件で通った耳鼻科の先生にも「口腔カンジダ症みたいなんですけど」と一応相談してみたところ、「え、違う。カンジダって普通黒いんだよ。」と全く相手にされませんでした^^;

(確かに黒っぽくなるカンジダもあるようですが・・・。)

 

口腔カンジダ症の治療薬

私の知る限り、口腔カンジダ症専用の市販薬は無いようです。 病院では、以下のようなお薬が処方されることが多いでしょう。

・第1選択薬・・・フロリードゲル経口用2%(口の中に塗るジェル)
・第2選択薬・・・イトリゾール内用液1%(口の中に行きわたらせた後、飲み込む)
・第3選択薬・・・ファンギゾンシロップ100mg/mL(口の中に行きわたらせた後、飲み込む)

(参照:Oral Diagnostics Approach 意外に多い口腔カンジダ症)

私は、大学病院の歯科で「ファンギゾンシロップ」を処方されました。口に含み、うがいするように口の中に行き渡らせた後、飲み込むという使い方でした。

「どうしても気持ち悪くて飲み込めない人は吐き出してもいいが、飲み込んだ方がいい。理由は食道の方にもカンジダがある場合、そこにも効くので」ということでした。(過去記事に詳細あります:「口腔カンジダの治し方は?ファンギゾンシロップ」)

 

口腔カンジダ症を治したい人はどの世代?

口腔カンジダ症について調べるほどに、一般向けや若い世代向けの情報が少ないなぁと感じます。膣カンジダ症の情報などは一般女性向けの情報を含め、沢山ヒットするのですが・・・。口腔カンジダ症は、基本的に健康な成人は発症しないからでしょうね。

これを読んでくださっている方は、どの世代の口腔カンジダ症に悩まされているのでしょうか。世代による主な原因や注意点をざっと見てみましょう。

■世代によって発症原因や注意点が少し異なる

・新生児・・・鵞口瘡(がこうそう)。ママからうつった場合もあるが、あまり心配はいらず、自然治癒することが多い

・小児・・・喘息のステロイド吸入薬花粉症治療薬による口腔の乾燥などもある。

・成人・・・ドライマウス病中病後背景に大きな疾患(HIV感染症、糖尿病等)が隠されていることもあるので注意!

・高齢者・・・義歯の手入れが適切でない寝たきりドライマウス病中病後など。再発しやすいようです。

上記に当てはまらない場合もあります。一度も通院していない方は、まずは通院をお勧めしますm(_ _)m

 

高齢者等の口腔カンジダ症、再発防止に

口腔ケア用ジェル「リフレケア」

ご高齢の方の口腔カンジダ症は再発を繰り返しやすいです。しかし抗真菌薬の長期投与には弊害があるので、漫然と投与する訳にもいきません。

そこで口腔ケアの現場では、再発予防に抗真菌性の高いヒノキチオールを配合した口腔ケア商品が活用されているようです。

ヒノキチオールとは香り成分の1種で、優れた殺菌力、抗菌力があります。(ただし、日本のヒノキにはほとんど含まれず、タイワンヒノキやヒバに多く含まれるのだとか。)

こういった商品を用いることで、抗真菌薬の使用頻度を下げることができます。口腔カンジダ症を繰り返してしまう高齢者の方への活用が期待されています。

こちらに詳しく書かれてありました。→(参照:阪口英夫「高齢者における口腔カンジダ症の治療と予防」)

このリフレケア はちみつ風味 70g [医薬部外品]の商品レビューを読んだのですが、「笑顔で介護したくて」「甘いものが好きだったので」といった書き込みに、ほろりとしてしまいました。介護をされている方のようです。

あとは、価格がもう少しお手頃だとよいのですが(>_<)

 

舌のカンジダ菌にアプローチ「シタクリア」

また、舌のカンジダ菌の日常的な対策には、UHAシタクリア ノンシュガーキャンディがお勧めです。お薬ではありませんが、ライチポリフェノールシナモンなど、カンジダ菌に効果がある成分が配合されています。

ここだけの話、夫との営みの後、このキャンディーを舐めることがあります^^; 夫婦生活の直前と直後に必ずしもお風呂と歯磨きが行えるとは限りませんし、補助的に用いています。

※2019-02-07追記・・・UHAシタクリアのタブレットタイプも実際に食べてレビューしてみました。→「UHAシタクリア タブレットの口コミ。効果あり!白い舌苔、口臭に。」

というのも、医薬品などで使用される「口腔内崩壊錠」の技術を応用した口内で噛んで溶けやすいタブレットとの商品紹介を読み、気になっていたからです。

実際は口内崩壊錠ほど柔らかくないものの、キャンディーよりは早く溶けました。ちなみに私は噛まずにゆっくり舌の上で溶かしながら食べています。

(介護の現場などでは、もっと「口内崩壊錠」に近い柔らかさでもいい気がしますが、どうなのでしょうか~。今後の更なる進化にも期待です。)