吐かない過食症(非嘔吐過食)を治した経験ブログ。

2018-11-29更新
2018-11-28投稿

10年以上の吐かない過食(非嘔吐過食)を克服

私は中学生時代に拒食症になり、その後、過食と拒食を繰り返してきました。その中でも、吐かない過食症(非嘔吐過食症)の時期が最も長く、合計すると10年以上はあると思います・・・。

現在、30代。摂食障害は克服しています。和食中心の食事を3食摂り、時には外食も楽しみます。

また、おやつも気軽に楽しんでいます。罪悪感はありません。(チョコレートのときは、少しあるかもしれませんが。笑)

その状態で、BMIは20と標準体型です。BMI20のイメージは、身長160cmだと52kgくらいです。最も病気になりにくいのはBMI22と言われており、私はもう少し増やしていいくらいだそうです。

昔では、このようなゆとりのある状態は考えられませんでした。想像もできなかったのです。

こういった経験から、まるで過去の過食が苦しくてたまらなかった自分に向けて書くように、非嘔吐過食症を治した率直な体験談を綴っていこうと思います。

「こんな人もいたのか~」と気軽に読んでいただけると幸いです。

 

治らない過食に、ちょっとした革命が

隠れて過食することをやめた

女性が飾らずとも最も美しいであろう時期、中学生~20代を摂食障害に費やしてしまった私です。

その中でも非嘔吐過食症の時期は長く、心療内科に通院しても、どんな本を読んでも治らなかったので、途方に暮れていました。

しかし、あることをきっかけにちょっとしたブレイクスルー(行き詰まりの打開)が起きました。これは、後に過食症が治るきっかけの1つだったと思います。

それは、私が20代後半のころのことです。非嘔吐過食症のまま、当時の彼氏と同棲を始めました。

これまでの過食と少し違うのは、彼氏と同じ部屋で堂々と沢山食べていたことです。

今まではもちろん一人きりで隠れて過食していました。なぜ、堂々と過食できるようになったのでしょう。

それは、当時の彼氏が甘い物が好きで、量も沢山食べる人だったからです。

休日は二人で一緒に食事を摂った後、それぞれのスペースで―彼氏は彼のデスクで、私は私のデスクで―菓子パンやお菓子をたらふく食べていたのです。

 

沢山食べる人と、あまり変わらない!?

彼が休日に食べるメニューは、結構なボリュームでした。朝食は抜き、昼か夜に次のようなメニューを食します。

今考えるとすごいですね。血糖値のジェットコースターになりそうです・・・。(若いときの一時的なものとしてご覧くださいネ^^;こんなに食べても大丈夫と言う趣旨ではありません。)

■彼の休日のメニュー(1回分)

・軽いおかず(肉類など)
・主食は甘いパンやドーナツなど
・ケーキなどの甘い洋菓子、またはスナック菓子
・アイス数個(しめはチョコレートアイス)
・甘いコーヒー
・栄養ドリンク

 

■私が当時食べていた過食メニュー(1回分)

・軽いおかず(野菜中心)
・主食は甘いパンやドーナツなど
・スナック菓子
・クッキーなどの甘いお菓子
・しめのチョコレート

 

私は「あれ、何か似てる気がする。しかも、食べる順番が大体順番が決まっていて、食事っぽい食べ物から、段々味の濃いもの(甘さ)が強くなっていくのも何だか分かる~。」と妙に共感していました。

しかし、彼は過食症ではないのです。そこがポイントでした。

 

「非嘔吐過食症」と「甘い物に目がない」の違い?

私は、自分と同じくらい食べる彼氏を見ながら、「非嘔吐過食症」と「甘い物に目がなく、食べることが大好き」な人の違いは、精神的なものが大きいのでは?と感じました。

■非嘔吐過食症の私の場合

1、食べたことに対し、罪悪感が強すぎる。

2、焦って食べている(どんどん詰め込んでいる)ような感じがある。

3、やめたいのにやめられなくて苦しい。

4、食べすぎてしまい、食後は胃が苦しい。

5、嘔吐のような目立った浄化行為があまりないが、過食の後は野菜しか食べないときも。(ある意味、小規模な拒食)

6、過食症に対して、嫌悪感や危機感を感じている。

 

■甘い物に目がない、好きで食べている彼の場合

1、お腹いっぱい食べても、罪悪感は感じない。

2、マイペースで食べる。

3、ダイエットしなきゃなぁとは思っている。

4、食べすぎて苦しいときもあるが、鬱状態になるほど自分を責めることはない。

5、時々ランニングしたり、ダイエットメニューにすることもある。

6、過食症だと思っていない。危機感を感じるのは、健康診断で体重を見たときなど。

 

厳密な診断は別として、体感的にこういった違いだけでも、「病気」か「そうでない食べすぎの人」という違いが生まれるように思います。

そこで私は、「過食を止めたい、過食がきつい」という状態から、彼のような「好きで食べている」という状態にシフトしようと考えたのです。

 

まずは「過食できつい」から「好きでよく食べる人」へ

「好きで食べている人」になる試み

「過食を止めたい、過食がきつい人」から「好きでよく食べている人」へシフトしよう・・・。

ちょっと大胆な発想ですが、実際に以下のようなことを試みました。

■好きでよく食べている人へのシフト

おやつを食べることを楽しむ

食べすぎた自分を責めることは止める

食べすぎた後悔は、彼と同じ程度で

食べすぎた後の浄化行為は、ウォーキングなど一般的な行為で

上記の条件だけ見ると、「おやつを食べることを自分に許可したら、余計歯止めがきかなくなるんじゃないか?危険では?」という心配もあるかと思います。

ですが「無制限に食べていい」というのではなく、「止めたくても止めれず、毎回苦しいほど過食してしまうなら、楽しんで食べよう。食べすぎの分は、ウォーキングなどで健全に対策しよう。ということです。

 

過食後の落ち込みや、過食の量に効果

先述した項目を実際に試してみたところ、確かに「食べた後の酷い落ち込みや鬱状態」は減りました。

そして、過食後に眠ることがなくなりました。私は一人で過食していたころは、非嘔吐過食のあとは眠くてそのまま寝てしまうことも多かったのです。

過食の量も、満腹を100%とすると、昔は130%以上食べてしまい「苦しい!」という感じだったのですが、体感的に105%くらいまでに抑えることができたイメージです。

微妙なところかもしれませんが、「異常」「むしろ吐かないの?」というレベルではなく、「あー、ちょっと食べすぎた」くらいに落ち着いたというわけです。

「過食したら鬱のように落ち込み、それでも過食を止めれない自分に攻撃的な感情をいだいたり、食べていないあいだも食べ物のことで頭がいっぱい」・・・そのような苦しい症状が、緩和したのです。

むしろ、「おやつ食べるのが楽しみ」という状態になりました。

もちろん、そればかりでは体重も増えてしまいます。そこで、意識的にウォーキングすることを始めたのでした。

 

自分より良い状態の人のようになれると信じる

ちなみに、過食が最もひどかった頃は、恋愛体質の私でも恋愛どころではなく彼氏はいませんでした。部屋もすごく散らかっていましたし、肌もボロボロでした。

ですので、ブログやsnsなどで「彼氏がどうの」「過食症の仲間と会った」など書いているのを見て羨ましく、「自分より恵まれている人なんだな」と感じたものです。

次第に過食症の仲間が同棲、結婚してゆくと「なぜそんなふうに幸せになれるのだろう。私とは違う。学歴があるから、美人だから、才能があるから、仕事ができるから・・・?」と焦りや嫉妬などで複雑な思いになることも多々ありました。

しかし、自分より幸せそうな過食症の人を見るとねたむのではなく、「私もこんなふうになれるんだ。よい実例を見れた。」というふうに受け取るとよいです。そう思うことで実際になれる可能性が高まります。

そして「自分は駄目だ」「過食が治らない!」と焦って追い込まず、

「ストレスもあるし、お菓子も食べたくなるよね。血糖値なんかも、きっと影響あってきつかったよね・・・。そして、禁じながらもいっぱい食べていたから、余計中毒のような状態にはまるよね。」

といったふうに、自分をねぎらいながら、心身の声に耳を傾けます。そして少しずつ本来の食欲や満腹感、味覚などを取り戻してゆくのです。

摂食障害は私の青春時代を共に過ごしたもので、長い付き合いでした。

克服した過程も紆余曲折を経ており、治すためのアプローチは複数あり、同時進行のものもあります。これからも、少しずつ紐解き、整理しながら綴っていこうと思います。